不動産担保ローンで重要視される抵当権の設定順位とは何ですか?

不動産担保ローンを利用する際、まず必要となるのは担保とする不動産です。

この不動産ですが、融資を受ける場合には抵当権の順位が問題視されます。

なぜそのようなことになるのか、概略をお話ししましょう。

■抵当権は無制限に設定できる。

抵当権は1つの不動産について、もしも融資の債務が不履行に陥って返せなくなったら、その家やマンションを売却して弁済することを、融資の借り主に約束するものです。

この抵当権はいくつでも付けることができるので、極端な話、10社が付ければ抵当権は第1位から第10位まで付くことになります。

制限はありません。

そして万一の際の弁済は、抵当権の第1位から優先的に実行されます。

■順位が下位だと弁済してもらえない?

不動産を担保にした融資を受けた場合、ご質問のように銀行の担当者が気にしているのは、「抵当権の順位があまりにも下位だと、弁済を実行してもわずかなお金しか戻ってこない可能性があるから」です。

破綻は不動産を担保にしたその銀行にだけしわ寄せがいくのではなく、そのときには抵当権の付いた1位~10位の会社にまですべて及ぶことが多いのです。

融資を行った相手の立場でそのように考えると、抵当権は第10位よりも9位、2位より1位のほうが安全です。

融資する側にとっては、万一の時弁済してもらえるかどうかに関わる大事なことなのです。

■銀行ではなく、ビジネスローンの会社や消費者金融など、額の大きな融資を行う場合は、ほとんど抵当権・担保が必要になります。

家を建てたら普通は住宅ローンを組むのでそのときに第1位の抵当権を設定されます。

今回の相談のように、後年になって別件で融資を受ける場合は、第2位以下の順位となります。

抵当権順位は融資する側にとって重要ですが、複数の融資を受けるわけですから勿論借りる側も後々の返済を十分考え、結論を出さねばなりません。

借りる側が注意すべきことなどは不動産担保ローン専門会社であるABCサニーのサイトのコラムで、2番抵当順位での融資のメリットとデメリットについて説明されていますので、そちらもあわせてご覧になっておくと良いでしょう。